1. DNS/ドメイン移転/さくら
/転出名 |
汎用JPの移転 http://www.sakura.ne.jp/domain/administration/jp.html
JPRSだと../../汎用JP移転の場合、有効期限は引き継がれ、移転費用も発生しないが、
さくらは常に費用がかかるとある。
- 指定事業者の変更は2100円である。(変更できなかった場合にもかかる)
以下の記事は見直しが必要であるが、今は記録のためにそのままにしておく。 -- ToshinoriMaeno 2017-07-11 02:13:48
1.1. dot com の移転
以下はyatz82さんのfacebookの記事から転載しました。
整形は前野の責任において行いました。
転載を許可してくださったyatz82さんに感謝します。 -- ToshinoriMaeno 2011-09-07 11:42:03
続編へのリンク: https://www.facebook.com/note.php?note_id=224949630893339
さくらでのDNS設定でなにができるのか、経験が書かれています。 -- ToshinoriMaeno 2011-09-27 08:11:35
以下の記事は".com"ドメインのレジストラを変更するときの経験に基づいています。
さくらのレンタルサーバ+ドメインに(から)移転(転入・転出)するときの注意点 作成: 八つのブログ的ななにか 日時: 2011年9月7日 3:16
1.2. 【用語の定義】
移管=ドメインを管理するレジストラ(JPの場合は指定事業者と呼ぶ)を変更すること
移転=あるネームサーバで管理されているドメインを、別のネームサーバで管理するように変更すること
とする。
1.3. ●さくらに移転(転入)するとき
「さくらのレンタルサーバ」で提供されるネームサーバ(ns*.dns.ne.jp)は、 デフォルトではさくらのレンタルサーバにアクセスするのに必要なだけのゾーン情報しか入っていない。
その内容を変更・削除するためには、さくらの管理画面から該当ドメインの「ゾーン設定」に進まなければならないが、 そのドメインが「さくらのドメイン」で管理されていない移管前の状態だと、ゾーン設定に進むためのボタンがグレーアウトしており、選択することができない。
よって、他社ネームサーバで管理されているドメインをさくらのネームサーバ管理下に移転するときは、
ドメイン管理をさくらに移管(ネームサーバは他社に向いている状態) ↓ さくらのネームサーバにゾーン設定 ↓ 移転元となる他社ネームサーバでゾーン情報を変更(さくらのネームサーバと同一にする) ↓ さくらでWhois変更(ネームサーバを情報変更し、さくら側に向ける)
という手続きになる。
※実際にはWEBサーバやメールサーバなどの手続きも平行するかも知れないが、ここではネームサーバに限定する。
この場合に注意すべきことは、WEBホスティング事業者などで、
移管の手続きを進めるにあたってサービス解約の申告が必要な場合があることだ。
そのような事業者がネームサーバの移転元となる場合、 移管手続きの初期の段階でサービス解約予定日が決まることになるため、 それまでにWhois変更までを終わらせなくてはならない。 (予定日なので変更することは可能だと思うが。)
1.4. ●さくらから移転(転出)するとき
一方、さくらのネームサーバ管理下のドメインを他社のネームサーバ管理下に移転するときはどうなるだろうか。 同じように移管を先行させてしまうと、 それが完了した瞬間からさくらネームサーバの内容が変更・削除できなくなることになる(未確認だが可能性は高い)。
もしそうだとすると、いわゆる”浸透問題”の発生に繋がる、古い情報を吐き続けるネームサーバが出来上がることになる。 この発生率は、けして低くないだろう。
もちろん、仮にそうなったとしても、さくらのサポートに依頼すればおそらく消してもらえるとは思う。 しかし大多数の利用者は、ネームサーバ移転時のごたごたを乗り越えてしまえば、 そこまでしようと思わないんじゃないか。これはあまり良い状況とは思えない。
ぜひ利用者も気にかけて欲しい。
さくらからの移転の場合にこのような状態の発生を防ぐためには、
- 移管前にさくらのネームサーバの情報が消せるような手順を組み立てなくてはならない。
たとえば、
移転先となるネームサーバでゾーン情報を登録 ↓ さくらのネームサーバでゾーン情報を変更(移転先ネームサーバと同一にする) ↓ さくらでWhois変更(移転先ネームサーバに向ける) ↓ さくらのネームサーバからゾーン削除 ↓ 移管
などが考えられる。
しかし、これは実行するのはなかなか厳しい。
「ドメイン管理サービスの申込=移管申請開始トリガ」になる事業者は少なくない。
- そういった場合に利用者側が故意に移管手続きを「保留」させておかなくてはならなくなるが、 めったに行わない移管手続きでそんな器用なことができるか?
いや、難しいだろう。そうすると、さくらのネームサーバにレコード遺産が残るのはほとんど必然ということになる。
1.5. それは利用者側の責任だろうか?
同種のサービスであるRoute53やバリュードメインでは、 ネームサーバからレコードを消すのは利用者に委ねられているようだ。
逆に言えば利用者が消さなければずっとネームサーバに情報が残り続けるということでもある。 それ自体の是非はおいておくとして、せめて利用者自身の操作により消せる、 ぐらいは自由にできてもいいんじゃないかと思うのだが。
ただ、利用者側ももっと古いサーバの情報を消すことを重要視すべきだ。
- インターネットを利用している人なら、まして独自ドメイン利用者ともなれば、
ドメイン・DNSの重要性は改めて説明するまでもないだろう。
そのDNSを混乱させるようなインターネットごみは残すべきじゃない。
ネットに限らず、快適に利用できる環境を維持するための一番の方法は、 利用者一人一人の心がけであり、マナーだから。